解決事例

保険会社からの提示額８１万円から交渉の結果２５０万円に増額した事案

1事故概要

相手方が運転する自動車が、赤信号で停車中の自動車に追突し、さらに被害者が運転する自動車に追突し、玉突き事故となりました。

2保険会社提示額

被害者は、保険会社からは、金８１万円の賠償額の提示を受けました。しかし、保険会社提案額には後遺障害についての損害額が含まれていませんでした。

3後遺障害についての損害

⑴　後遺障害とは
交通事故によって生じたケガが、治療後も完治せず、症状の改善が見込めない状況を、後遺障害といいます。
⑵　逸失利益とは
後遺障害がある場合には、その程度に応じて、将来の収入が減少することになります。この将来得られるはずだった収入の減少を、逸失利益と呼び、損害賠償を請求することができます。
⑶　後遺障害慰謝料とは
後遺障害がある場合には、その程度に応じて、慰謝料を請求することができます。後遺障害慰謝料は、紛争を早期に解決し、他の交通事故被害者との不平等がおきないように、定額化が進んでいます。

4交渉の経緯

後遺障害等級認定について、行政書士と連携し、被害者は後遺障害等級１４級を獲得しました。その後、保険会社からの提示額に、後遺障害についての損害である逸失利益と後遺障害慰謝料が含まれていないことなどを指摘しました。

5交渉の結果

当事務所での交渉の結果、逸失利益・後遺障害慰謝料を増額し、その他の損害費目の増額も含め、最終的には２５０万円の支払を受けました。